徳山ダム(岐阜県揖斐川町)の建設により廃村になった旧徳山村に伝わる元服式が11日、同県本巣市文殊の徳山神社で行われた。同村出身者の子や孫にあたる中学3年生の男女10人が代々受け継がれてきた装束に身を包み、志を新たにした。
87年に一時中断したが、廃村で伝統が消えるのは惜しいと、集団移転先の一つである本巣市文殊に徳山神社が創設されたのを機に90年に復活した。かつては15歳の男子のみが行ったが、現在は中学3年生の男女が対象。
男子は素襖(すおう)、女子は袿袴(うちぎはかま)という着物を身にまとい「理髪の儀」で髪を整えてもらった後「加冠の儀」で男子は烏帽子(えぼし)、女子は釵子(さいし)をかぶせてもらった。
祖父母と父が同村出身という同市立本巣中3年、村山剛さん(15)は「責任感のある大人になりたい」と力強く語った。同じく祖父母と父が同村出身の同市立糸貫中3年、泉実希さん(15)は「徳山は小さいころによく行った大切な場所。長く続いてきた式の意味を感じ取り、感謝の気持ちを大切にしていきたい」と話した。【鈴木敬子】
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